成田空港は、さらなる機能強化により空港内だけでも約3万人規模の人材が新たに必要になると見込まれています。
そこで、この新しい雇用を稲敷市の定住人口増加と地域活性化につなげる取り組みを考えています。
目指すのは、単なる駐車場ではありません。空港で働く人が稲敷市に住み、安心して暮らし、成田空港へ通える「住まい・暮らし・通勤」が一体となった新しい地域モデルです。
住む・暮らす・通うを一体で
空港関連の仕事には、早朝・深夜を含む交代勤務が少なくありません。就業者にとっては、手頃な住まいだけでなく、勤務時間に合わせて確実に通える交通手段が重要です。
そこで、角崎周辺を居住と生活の中心に、稲敷東インター周辺をパーク&ライドと空港シャトルの拠点として活用する二拠点型を提案します。
- 角崎周辺:賃貸住宅、生活利便施設、地域交流、通勤ハブ
- 稲敷東インター周辺:駐車場、シャトル乗降場、車両待機・転回場
- 成田空港:勤務シフトに合わせた予約制シャトルで接続
| 区画 | 用地の絞り込み | 配置する機能 | 除外する範囲 |
|---|---|---|---|
| A:角崎・住宅用地 | 角崎交差点から国道408号の背後側へ広がる、連続した2〜3ha | 単身向け賃貸住宅、子育て世帯向け住宅、交流・生活支援 | 交差点角地、国道への直接出入口が多い土地 |
| B:角崎・通勤ハブ | 国道408号沿いで交差点から少し離れた出入りしやすい1区画、約0.8〜1ha | 乗降場、50台程度の駐車場、シャトル待機、生活ミニ拠点 | 交差点直近、見通しや右折出入庫が悪い土地 |
| C:稲敷東IC・P&R | インター出入口の直近ではなく、一般道から安全に入れる約1〜1.5ha | 100台程度まで拡張可能な駐車場、乗降場、車両待機・転回場 | ランプ周辺、道路用地、住宅として使いにくい土地 |
第1期:角崎の約3〜4ha
- 国道408号に直接面する部分は、通勤ハブ・生活施設・乗降場に充てる。
- その背後の連続した土地を、50〜100人規模の賃貸住宅に充てる。
- 交差点の四隅そのものは出入りが危険になりやすいため、住宅には使わない。
- 地区計画内にある区画道路の計画を活用し、住宅地の車両出入口は国道408号へ集中させず、内部道路側に設ける。
第2期:稲敷東ICの約1〜1.5ha
- インターのランプ直近ではなく、一般道から左折で安全に出入りできる場所に限定する。
- 当初は100台程度の駐車場、シャトル乗降場、車両待機・転回場に特化する。
- 住宅は置かず、角崎居住区とシャトルで結ぶ。
まず角崎に居住区を
第1期では、国道408号と県道竜ケ崎潮来線が交わる角崎地区を中心に、空港勤務者向けの賃貸住宅と通勤ハブを整備する構想です。
角崎地区は、生活利便施設や公共交通機能の集積を促す地区計画が定められており、住宅、生活サービス、通勤機能をコンパクトに組み合わせやすい場所です。
角崎地区地区計画はこちら
住宅地のすぐそばに、駐車場、シャトル乗降場、休憩・相談・交流のための機能を置くことで、暮らしと仕事を無理なくつなげます。
稲敷東インターを、空港通勤の玄関口に
稲敷東インター周辺は、空港へ向かう交通の結節点として活用します。
自家用車で来た人が駐車し、シャトルへ乗り換えるパーク&ライドを整えることで、空港勤務者は早朝・深夜でも安心して通勤できます。将来的には、利用者数に合わせて駐車場やシャトルの便数を増やしていくことも可能です。

利用しやすい料金を目指して
料金は、空港勤務者が日常的に使える水準を目指します。
現時点では、角崎居住者向けの月額シャトルを9,800円、駐車場とシャトルを組み合わせたパーク&ライド利用を月額12,800円とする案を検討しています。空港関連企業との連携により、従業員の負担をさらに軽減する仕組みも視野に入れます。
金は、利用者の負担を抑えつつ、事業者・空港関連企業にも負担を分ける前提で、次の設定が現実的です。
シャトル料金案
| 利用区分 | 月額 | 内容 |
|---|---|---|
| 角崎居住者 | 9,800円 | 住宅地からのシャトル利用を含む |
| パーク&ライド利用者 | 12,800円 | 駐車場+空港シャトル |
| シャトルのみ | 8,800円 | 送迎場所まで自力で来る利用者 |
| 1回利用 | 500円 | 片道。原則、事前予約制 |
| 臨時・予約外利用 | 800円 | 空席がある場合のみ |
企業連携型の料金
空港関連企業が通勤支援として月額4,000円を負担する場合は、従業員負担を以下まで下げられます。
- 角崎居住者:月額5,800円
- パーク&ライド利用者:月額8,800円
空港の成長を、稲敷市の未来へ
この構想は、空港で働く人の通勤を便利にするだけのものではありません。
新しい住民を迎え、地域のお店や医療、子育て、交通などの暮らしの基盤を育てる取り組みです。空港の成長と稲敷市の持続的な発展を、同じ方向へ進めていきます。
成田空港で働く人にとって、稲敷市が「通勤できるまち」から「住み続けたいまち」になる。その実現に向けて、地域のみなさまと一緒に具体化していきます。
※本記事の内容はあくまでもいち市民の空想です。

